院長コラムCOLUMN

糖尿病のお話①  〜糖尿病といわれたら〜

2023.11.30

糖尿病は他の生活習慣病と比較して特にマイナスイメージが強い病気ではないかと思います。糖尿病であることは恥ずかしいと言ったようなイメージ・雰囲気も社会の中にあると思います。生活習慣病として「自己を律することができない人」というレッテルにつながるのではないかという風に感じておられる方も少なくないように思います。

実際のところどうかと言いますと、確かに食習慣・運動習慣の問題は少なからずあると思います。しかし加齢・遺伝的要因によるところも非常に大きく、また現代型生活の中でストレスを溜めた結果甘いものを食べてしまうといった要因もあります。必ずしも本人の性格の問題だけではありません。

 皆さんのおじいさん・おばあさんはいつまでもかくしゃくとされていてずっと元気だったのになぜ自分は糖尿病になったのかと思われる方もおられると思います。昔の人は、今のように便利で豊かな社会ではなかったということもあります。電化製品の少なかった時代には日常動作の中で足腰が鍛えられ、昼に働き夜は眠るといったことが普通でした。

今は一日中仕事でパソコンのモニターを眺め、夜はスマホの光で脳が覚醒します。

今と、70年前とでは生活は圧倒的に人工的なものになっています。

しかしそれでもある程度歳を重ねて糖尿病になっていた人は少なくなかったのではないかと思います。しかし昔は糖尿病のことがあまりわかっていなかったので、調べなかったということもあったのではないかと思います。HbA1cが糖尿病診療に用いられる様になったのが1980年代初め、我が国の糖尿病の診断に用いられたのは1999年からでした。なので今糖尿病といわれるような人でも、昔は診断に至らなかったということもあったと思います。私の祖父も高血圧・脳梗塞・肝臓がんなどをしていました。おそらく糖尿病もあったと思いますが、「おじいちゃんは糖尿病だった」という話は聞かなかったのです。

糖尿病は遺伝子・加齢・ストレス・生活習慣などの要因が重なり発症します。そして糖尿病による将来のダメージを最小化するため、今は検診などで早い段階で診断に至る様になっています。糖尿病といわれたら落ち込んでしまう部分はあると思いますが、そのことを客観的に受け止めて、ご自身の体を守るために治療を受けていただく、食事を見直していただく、運動していただくといった行動に踏み出していただくことが大切だと思います。

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